Erewhon

車で走りながら、車窓よりランダムに撮った写真からいくつかのシーンを選んで描いたのがAirシリーズだった。それは予定調和の拒否であり、また人間的な”美しいものを作ろう”という意志への否定でもあった。
今度はその連続したシーンのプロセスを、そのまま映画のようなシークエンスとして映像作品で表現できないだろうかと考えた。
これは私が全く偶然に出会った崇高なる風景との対話の軌跡であると同時に、ある未開文明との出会いを驚きと、尊敬と思慮とを持って描き、今なお、現代文明に強い疑問意識を投げかける小説”エレホン”(サミュエル・バトラー著)への私なりの往復書簡でもある。

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